気に入ったモノとの距離感

私もそうなのですが、気に入ったモノについては色々と調べたくなり、調べたことを誰かに聞いてもらえると至極気持ちが良く、
さらに、自分が気に入ったモノの良さが誰かに伝わるものなら悦びは更に倍増するものです。

これが、検索エンジンにより簡単に調べやすくなり、
SNSやメッセージアプリにより簡単に誰かに聞いてもらえるようになり、
イイねボタンやスタンプで共感してもらえていると感じやすくなりました。

ただ、可処分所得を何か自分の気に入ったモノに費やすときに上記のような一連の付属満足を得やすくなった分、それが当たり前になって来てしまっていることで、満足指数が相対的に下がって来ているような気がします。

つまり、気に入ったモノを手に入れる際に、購入者が欲する体験について、あらためて更なるプラスが必要になって来たのではないかと考えています。

色々なプラスはあると思いますが、Makuakeでのユーザーの心の動きを見ていると、
気に入ったモノの誕生に関わっている感や、作り手に感謝ないし認識されている感、裏ストーリーを知っている特別感、
手に入れたモノにまつわるある種のコミュニティの存在など、モノと使用者の距離感をグッと近くすることがプラス要素になっています。

ヒットプロダクトにするためには、広がりがマス化する直前まではこれらの距離感を縮める要素を作り手サイドが提供していかないと今の時代はヒットしづらく、その努力をすることでSNSや数ある情報WEBメディアで拡散されやすくなります。

これは、新製品でもアニメのようなコンテンツでも飲食店でも同じようです。

気に入ったモノとターゲットユーザーの距離をどうプロデュースしていくかは、今後益々ヒットの肝になるので、その部分を便利にできるサービスを提供し続けて行きたいと思います。

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